二年前、そして今年。
私は2つの免許を取得することができた。
なぜ取得しようとしたのか、いくつかの理由がある。
ちょうど娘が受験生のとき。「勉強しなさい」と言いたいのを、
(多分言ったこともあるが)口うるさく言わずに、
私が学ぶという姿勢を見せ、伝えたかった..
また、仕事でのミスを、学ぶことでカバーできないかと悩んだ末、等である。
二年前も、今年も、取得出来たことを短大時代の仲間に報告した。
「すごいね」「がんばるね」という嬉しいメッセージとともに
「私は今の職場をやめたら、もう保育の仕事はしない、キャリアアップも目指さない」という言葉があった。
その友人の言葉を、私は考えた。
友人と私の何が違うのか。かつて同じ幼児教育科で一緒に学んだ。
卒業後は保育の仕事に携わり、結婚を機に退職。子育てが一段落し、復職。
歩んできた道はそう大きくは変わらない。
私が勤勉で、彼女がそうでないのか?それは違う。
そして、はたと気づいた。
違いは、今いる、私のこの環境なのだと。
届いた免許状を誰より先に園長、副園長に見せ報告した。それが答えだった。
常に高みを目指し、理想を追い、学ぶことを良しとする職場環境こそが、友人との違いなのだ。
学んだことを熱く語り、明日への保育へ活かすことを認められる。
こんなにやりがいを感じることはない。
いつでも理想通りになるわけではないが、悩み、話し合い、一緒に道を探すことができる。
免許状を手にすることができたのは、私のことを日々導いてくれた先生方の影響力に他ならず、
本当に感謝しかない。また、共に子どもの為に力を尽くすことを厭わない同僚には敬意を感じている。
このような環境に置かせてもらえる有り難さを、改めてかみしめている。
M.H