2年前に結婚し、

その後小さな命にも恵まれ母になった。

自分が本当に親になれるなんて…

と、夢に見ていたことが

現実になる日が近づく楽しみと、

これからの事を考えて

ものすごい不安とが心の中で混ざりあっていた。

 

それとともに、仕事をしながら4人の子の育児も家事もしていた私の母のすごさに対し、

尊敬の気持ちがさらに大きくなっていくのを実感するようになった。

 

生まれてくる大切な命を夫と私で守り、しっかり育てていけるのか…

 

両親、実家のこと…

妹弟のこと…

仕事のこと…

 

色々思うことがあり、沢山のことを考え過ごした妊娠の日々。

 

悪阻がひどく、切迫早産になりやすく

自宅安静が多く、なかなか働けず

 

先生方に迷惑をかけてしまったという思いばかりで

都度『すみません』

と言うのが口癖のようになっていた。

 

そんなある日

「お腹の中で赤ちゃんがすみませんって言ってるのも聞いてるよ!

妊娠して赤ちゃんが産まれる、そして育つって奇跡みたいな事なんだから大事に大事にしようね。」

という園長先生からの言葉に
いっぱいいっぱいになっていた
気持ちが救われたのを覚えている。

 

そして元気な男の子が

無事生まれた!

 

『すみません』でなく『ありがとう』をこれからはたくさん伝えていきたい。

 

保育をする中で

日々奮闘している“お母さん”ってすごいなと思うことがある。

 

保護者の方から預かっている子どもたちの小さな命を大切にし、

日々のできたこと!

挑戦していること!

悔しそうな表情をしていたこと!

園での様子を沢山伝えていきたい。

 

自分自身も母になり

保護者の方々や子どもを持つ先生方の

“母“としてのの偉大さを見習い

仕事に育児に家事にと

無理しすぎない程度に、自分らしい“母”を目指し、笑顔で過ごしていきたい。

 

A.S