自分達の手で…

 先日、子ども達と一緒に稲刈りをしました。みんなで田植えをし、育てたお米!

「おにぎり作って食べたい!」笑顔で、食べることを楽しみにしている子ども達。

今回は、自分達の手で脱穀作業にチャレンジしました。

 

 まずは、一粒一粒、稲穂からもみを手で外していきます。

最初はルンルンで作業をしていた子ども達も

「まだまだあるね…」

「頑張らないとおにぎり食べられんもん」

大事に丁寧に…

お米を小さな手でしっかりと握りしめ、頑張って外していました。

 

 その後は、すり鉢でもみすり。もみ殻を外します。

すりこぎ棒とボールを使ってすりすり。力がいる作業です。

みんなで交代しながら

「白いのが見えてきた!緑もある」

「あと少しかなぁ…」

声を掛け合い、頑張る子ども達。

 

 次はうちわで扇ぎ、もみ殻を飛ばしてお米だけを集めていきます。

「お米白くなってる」

「これ食べれらるの⁉」

みんなとても集中して作業していたので、気が付くとあっという間に半日過ぎていました。

それから子ども達の前で精米機を使い、やっと真っ白なお米に!

 

後日、羽釜でご飯を炊き、みんなでおにぎりを作って食べました。

もちろん!苦労して作った味は格別だったようです。

 

給食の時間には

「最後の一粒まで食べなんよ!」

そんな声も聞こえてきました。

 

とても便利な世の中。

ボタン一つ押せば、洗濯、皿洗い、掃除機など何でもしてくれる時代だからこそ‼

何でも簡単に手に入る!

ボタンを押せばできる!

そんな風に思ってほしくありません。

子ども達には、自分の手で!時には苦労もしながらも…

日々の保育の中で、少しでも多くのものを見て、聞いて、触って、感じて、様々な体験を通して育って欲しい…

そんな思いを込めて…大好きな子ども達と一緒に過ごせる時間を大切にしながら、明日からもいろいろな体験を共にしていきたいです。

 

K.S