うまれてきてくれてありがとう

 子どもが好き

だから保育士になるという夢を持ち、結婚して早く子どもが欲しいなと思い、すぐに子どもが出来るだろう…そう思っていましたが、思い通りにはいかず、待ち続けて10年目にようやく願いが叶いました。

心も体も痛くてつらい思いをたくさん経験しましたが、私たちをたくさんの方が支えてくれました。

その中で出会った『うまれてきてくれてありがとう』という一冊の本。

子どもを授かったら、絶対によんであげよう!と思い、すぐに買いました。読むたびに自分と重ね、毎回涙がこぼれました。

 

 先日、主人が娘に「読みたい本を持ってきて」と寝る前に声を掛けると、本棚からその本を選んで持ってきたそうです。真剣に聞く娘。涙を堪えながら読む父。その二人の姿を見て、私は泣いてしまいました。娘は「もう一回読んで」と言って二回見たそうです。本を読み終わった後、「ママ、ギューして」と言ってきたので、たくさん抱きしめました。そして、『うまれてきてくれてありがとう』の気持ちでいっぱいになりましした。

 

 まだまだ生まれて4年。イヤイヤ期と第一次反抗期、絶賛開催中の娘。朝から髪の結び方ひとつでケンカになることもあります。イライラし、自分に余裕がない時も多々あります。この仕事をしていても我が子の子育て、本当にうまくいきません。悩みと葛藤の日々。

 しかし、大変だなと思う時に思い出すのは、この子がお腹にやって来てくれるまでの事。お腹に授かって無事に生まれてきてくれた事。

 子どもを授かるのは本当に奇跡だと思います。10年かかって授かった命に改めて感謝しないと!うまれてきてくれてありがとう!の気持ちを忘れずに、時間をかけて、愛情たっぷりに育てていかないと、と思います。

 一人一人の子ども達が、ママのことを選んで生まれてきてくれた事を私も大切に思い、日々の保育の中で大切な命を預かり、家族の皆さんと一緒に楽しみながら成長を見守っていけたらと思います。

 

M.I