朝夕の声~職員室より~

「早く早く~!」

「ほら、ピッてして?」

園でICTを導入して一年以上が経ちました。たまにはきょうだいでQRコードの取り合いをする姿も見られますが、だんだんきょうだいで半分こができるようになってきているようです。

「今日ね、朝ごはん○○だった!」「昨日お家で○○したよ!」「今日、○時にお迎えだって!」

朝、職員室にいると、子ども達の今日の最初の声がたくさん聞こえてきます。

 

たまに、職員室で休憩していく子ども達もちらほら…ちょっと本を読んだり、ちょっとお絵かきしたり。

成長するにつれ、職員室に立ち寄らず真っすぐお部屋にいけるようになった姿に嬉しかったり、寂しかったり。

”私の子ども達もこうやって園で過ごしていたのかな~”と、幼稚園の子ども達を見て思います。

 

小学校二年生の息子。生まれてから初めて我が子を見た時「足が人と違う」…お腹にいる時には見えなかった「先天性内反足」でした。治療自体は簡単でも、日頃の生活はとても大変でした。そんな時、いつも支えだったのは息子より4歳年上の娘でした。ギプスで足が固定されていた時期、お風呂に入れるのも大変そうにしている私を見て「ママ!私が足持つけん体洗ってやってよ!」と助けてくれました。今でも娘には感謝しかありません。

現在、息子は足の装具を卒業しています。元気が良すぎて学校の先生に怒られてばかりですが、再発防止の為、定期的に病院受診をしています。娘は中学受験を目指しています。二人ともあっという間に大きくなりました。

 

夕方の職員室。

「もっと遊びたかった!」「今日のおやつ美味しかった!」等、園であったことのお話を、お迎えに来たお家の人にたくさん話している姿が見えます。その姿を見て「私も子どもの話をちゃんと聞いていたかな」と小さかった我が子と自分の事を振り返っています。

 

「先生、明日も来るけんね」

毎日がパワフルで元気いっぱい!園の子ども達は本当に楽しそうで笑いが絶えません。

大好きな白梅幼稚園の子ども達の声を職員室から聞きながら、私は毎日元気をもらっています。

 

N.Y