息子の野球部が県大会で敗退して一ヶ月経った今、甲子園での高校野球が開幕し、熱戦を繰り広げている。
自身もかつて高校球児の親だった芸能人が、甲子園球場で高校野球を観戦した、という記事がふと目に止まった。
【もうユニホームを洗濯したり、背番号を縫い付けたりすることがないんだな】
という文を目で追っているうちに
涙が溢れてきた。
大変だった
大変だったけれど
それは嫌ではなかった
大変が終わって
楽になった
大変な時には、あと少しだから頑張ろうと
楽になる時を目指していたけれど
子育てって
こういうふうに終わっていく…
それを強烈に感じたこのひと月だったんだと
記事の言葉を目にして気づいた感情は
寂しさ 虚しさ
我が子達に、
”一生懸命がんばったら、その分、すごく嬉しかったり、すごく悲しかったりする
程々にがんばったなら、嬉しさも悲しさも程々“
という話を以前したことがある
(覚えてないだろうけれど)
それが今
自分にも言えるような気もする。
子育ての区切りは
スポーツ競技の終わりの時ばかりではない。
それでも
この夏の終わりには、全国の高校球児の親たちが
子どもたちと一緒に笑って泣いた泥だらけの日々を、私同様、愛おしく振り返るのだろう。きっと。
子育て真っ只中は
本当に大変
でも
子どもから与えてもらえる大切な日々を
いつか振り返ったとき
子どもの笑顔と共に輝くものでありますように
H.M