今に感謝

私は子どもが大好きです。
幼い頃、保育者を目指したい!と思ったこともありましたが、その夢は叶わず…

 

高校生の時に寮に入り、そこで栄養士さんと出会いました。
栄養士さんは、勉強や部活を頑張る私たちのために毎日3食栄養たっぷりの食事を作ってくました。

親元を離れ、少し心細かった私の楽しみの一つは食事でした。食事のことやプライベートなことの相談にものってもらったことがきっかけで、栄養士という仕事に興味を持ち、“食”に携わることで、たくさんの方のためになれるのではないか、そう思い栄養士という仕事を志しました。

 

大学を卒業後、ずっと病院の栄養士として働いてきました。

病院では、やりがいのある日々でしたが、実際に食べて下さる方の声を聞きづらい部分がありました。

 

そしてご縁があり、白梅幼稚園で働くことになりました。

 

幼稚園に来たばかりの頃は、私のことを警戒してあまり話してくれなかった子、人見知りで泣いてしまう子などいました。

今では毎日子どもたちが、「給食の先生〜!今日のご飯なに?」と聞いてくれたり、「みてみて〜」と畑で採れた新鮮なお野菜を持って来てくれたり。
「今日の給食美味しかった〜」「作ってくれてありがとう」などと言ってくれる日もあり、とても嬉しい毎日を過ごしています。
子どもたちのその声が、私の活力になっています!

 

そして今までとは全く違う土俵に立ち、戸惑うことも多かった私を、白梅幼稚園の先生方が優しく迎え入れて下さったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、様々な研修を受ける中で、自分に足りないものがたくさんあることに気づきました。
子どもたちが元気いっぱい園生活を過ごせるよう、私も日々学び続け、毎日栄養たっぷりの給食を提供したいと思っています。

 

子どもの頃に描いた保育者になりたいという夢は叶わなかったけれど、今こうして“食”を通じて子どもたちと関わることが出来て本当に幸せだと感じています。

 

今この瞬間に感謝をしながら、食の面から白梅幼稚園の子どもたちの支えとなれるよう、また、食の楽しさを知ってもらえるよう、これからも心を込めて作っていきます。

 

U.S