一年目の私

平成31年4月、大学を卒業した私は保育教諭として、また、社会人として、新たな道をスタートしました。

 

学生時代、中学校から始めた部活動は毎日ハードな練習内容で、土、日、祝日も一日中練習をしていました。部活動以外の、自分の好きなことに費やす時間はほとんどありませんでした。そんな日々の苛立ちから、親と顔を合わせると八つ当たりをし、口げんかが絶えませんでしたが、県外へ進学した私の試合には必ず休みを取り、遠方まで応援に駆けつけてくれました。大阪で行われた引退試合。試合終了後、親から「お疲れ」とかけられた声に、自然と涙が溢れてきました。

 

卒業後、仕事に就いた今、子どもと関わることの大変さを感じることが出来たのと同時に、家族の存在の大きさを知り、これからは感謝の気持ちを持って恩返しをしていこうと思うようになりました。

 

もうすぐで社会人になり9か月が経とうとしていますが、まだまだ分からないことが多く、時には失敗することもあり、その度に悩んで涙を流し、弱音を吐いてしまいます。

 

でも、自分が出来なかったことが出来るようになった時には、私も子ども達と一緒に成長しているのだと感じますし、何より子ども達の成長や笑顔を見ることで嬉しくなり、子ども達のために頑張ろうという気持ちになります。

 

部活動を始めた頃も、思うようにいかず、悩むことがありました。その時、指導者や周りの方々に支えられ、成長することが出来ました。

 

今は保育教諭という立場になりましたが、ここでも自分だけの力では成長できないと思っています。これからも周りの先生方や家族に支えられている事への感謝の気持ちを忘れず、日々成長し、子ども達を笑顔に出来る保育教諭を目指し、その姿を見てもらうことで恩返しが出来るよう、頑張ります。

 

H.M